メタメタ

メタです。
メタ鬱です。
鬱で薬を飲んでいることを、理解のない人からとやかく言われ
説明するのも面倒なのでさらに鬱になり、
説明したらしたでそういう人はなかなかわかってくれないのでやっぱり鬱になります。
そもそも説明するのが面倒なことをわかってないので、
なんで何も言わないんだと怒られます。
ごもっともです。
難儀なお話でしょう。
私も難儀です。
元からわかってくれてる人の中だけでぬくぬくと暮らしたいのです。
それが叶わないならいっそ消えたいのです。

小さい頃から、母に面倒をかけてばかりの子でした。
でもその母が、この世にいていいよ、むしろいてくれよと言ってくれるから
私はいます。
その母ですら、同じ部屋にいながら別のことをしていると存在感が気になって
よく一人で自分の部屋にこもっていました。

小さい頃から、言葉少ない子でした。
幼少の頃の記憶に、反射的に言葉を発したら恥をかいた記憶があります。
中学生の頃の記憶にも、反射的に言葉を発したら
「何だこいつ」という目で見られた記憶があります。
大学生の頃も、会議で意見を発したら泣かれて
周囲の人に「もっと言葉を選べよ」と言われました。
会社に行ってる時も以下略。
そんな、言葉を発したら嫌な目に遭ったことばかりが記憶に焼き付いています。
言葉を発して喜ばれたこともあったかもしれませんが、
嫌な目に遭った方ばかりが頭にこびりつき、言葉を発する回路を塞いでいます。
独り言をしゃべらなくなったのも、いつ頃からのことだかよく覚えてません。

こうして文字で言葉を綴る時も、どう書いたら表現できるのか、伝わるのか、
異様に時間をかけて考えながら書いています。
チャットで少し前の話題に反応するのもそのせいです。

長文を書いてると結局何が言いたいのかわからなくなるのは、
物事の一面だけをとらえて強調した文を書くと他の面がわからなくなるからです。
強く伝えたい一点なんて特にないです。
全部が伝えたいことです。

口頭で発する言葉には、時間的制約があります。
１と２と３を伝えたい時に、１をしゃべった所でリアクションがあって
結局２と３を伝えられないのです。
文章で書いておいても、１だけ読んで２と３はスルーする人いますけどね。
そりゃ読む人だけじゃなくて書く人の問題でしょう。
１があまりにも衝撃的だとか、ツボにはまったとか、でかい字で書いてあったとか、
２と３は意味不明だったとか。
そういうのは順番を変えたり２と３をわかりやすく書き直したりしないといけません。
それでもたまに伝わらない人いますけどね。
ええ。いるんです。
そういう人はもう１もわかってくれなくていいです。
２と３もわかってほしいのに１にばっかり食いつかれても困るんです。
で、１をわかっていないが故の衝突を避けるためにその人を避けます。

10年も鬱病とつきあってると、もう自分が病気なのか元々の性格なのかわからなくなります。
体が弱いことを言い訳にして限界までがんばらないですぐ休んだり、
失敗を恐れてチャレンジしない、脳内で勝手に作った自分ルールに基づいて行動する、
などは比較的活発だった高校時代からの傾向でした。
確実に変わったのは、部屋を片付けられなくなったことです。

20才ぐらいの頃までは、部屋の中の物があるべき所におさまってないと落ち着かず、
物は多いけど整理整頓されてて異様にきれいでした。
掃除機はめったにかけませんでしたが。
母に言わせると、その状態の方が病的だったと言います。
片付け魔です。しまっちゃうおじさんです。
もう何がなんだか。
今は、片付いてないと気持ち悪いけど片付ける元気がないのです。
なら散らかさなきゃいいのにと思いますが、
散らかさないというのは徐々に片付けているということなのです。
一度使った物や新しく買った物を、あるべき場所に置くことなのです。
ゴミだって、あるべき場所にまとめておけば片付いてます。
ゴミだか使うものだか決められないものは、そういう物を置く場所に置けばいいのです。
あとは床の綿ゴミや毛だけです。
それが問題です。

高校までは成績優秀で通ってたのに、大学の学部にあがった途端に
お勉強がわからなくなったのは何だったんでしょうか。
元々その程度の頭だったのか、対人関係のストレスによって
記憶力や集中力が低下したのか、知る術はありません。
それが今病んでるきっかけということにしていますが、
きっかけのきっかけがわからんのです。
両方かもしれません。
自分一人の頭で理解できない部分を補う対人スキルがなく、
ただ親切な人が恵んでくれるのを棚ぼた的に受け取るだけでした。

通院して薬を飲む前後で良くなったことといえば、
人と話すのが恐くて学校に行けず布団かぶってしくしく泣いている日々から、
起き上がってとりあえず学校へ行くことができるようになったぐらいです。
それは薬を切らさなくても心理的な要因で容易に逆戻りします。
しかもいろいろ開き直っててタチが悪いです。
元からの性格が原因で鬱になったんだから性格を変えなきゃいけない？
ああ？変えられるもんじゃねぇだろうが鬱になるような奴はみんな死ねってことか？
人死なせる前にまずオマエが性格変えてミロヨ、
オマエらがもっとキャパ広ければオレは今こうじゃねぇんだよ、
ぐらいに開き直ってます。
「鬱病は薬で治るよ！」と断言できない立場にいます。
薬は症状をやわらげるだけです。
それでも、数少ない例を知っただけの副作用を根拠に薬を毒のように言う人には
条件反射でキレます。
多少、痛いところを突かれてるからというのもあるのでしょう。

ええ、薬は毒にもなりますし毒は薬にもなります。
その最たる物が
酒
ですが何か。