わたしにゃんこ、あなたのうしろにいるの

うららかな昼下がり。
やたらと連続でにゃおんにゃおんと鳴く生き物の声がします。
言うまでもなく猫なんですが。

始めは二階の部屋にいるタヴィーが「おらおらー出せ－」って
言ってるのかと思ったんですが、様子を見に行ったらすやすや寝ていたと。
他にうちの子はみんな1階にいてのんべんだらりとしているし、
じゃあ外かと。

見ますよね。
そんな必死な様子でにゃーにゃー鳴いてる声を聞いたら
どっかにはさまってたりするんじゃないかと。
心配じゃないですか。
で、窓あけてきょろきょろすると…
イタ。

生後半年ぐらいの中猫か、あるいはちっちゃめのメスの成猫か…
とにかくうちの子たちよりひとまわり小さい、
白地に茶トラのぽちぽち模様が入ったにゃんこ。
目元は目やにで汚れてて、野良っぽい。
人の顔を見たら逃げていったけど、まだうちの周辺でにゃおんにゃおん鳴いてる…
発情期の声とは違うし、何をそんなに鳴くのだろう。
おなかがすいてるのかな。
ご、ごはんあげようかな…
そしたらうちの子になっちゃうな…
ああああああ…