リサイクルの可否

ONE PIECEの「エピソード オブ アラバスタ 砂漠の王女と海賊たち」の
DVDが一週間レンタル可能になってたので借りてきました。

えー？原作でやって既に一度アニメになってる話を映画でやるってどーよ。
ネタ尽きたの？と、あまり良くない感情を持っていたので
映画館に見には行きませんでした。

もちろん、週一のアニメで細切れでやった話をまとめて映画でやることに
多くの利点もあるでしょう。
ストーリーがぶつ切れになって先週の分を忘れちゃったりすることなく、
連続して見られるとか。
原作に追いつきそうな進行状況でアニメを作り、
無駄にひきのばしてしまったシーンをテンポ良くやれるとか。
原作での結末がわからないと入れられなかった伏線を仕込めるとか。

ですが、単行本6冊分を映像90分におさめるとなると無理があるわけで。
カットされちゃうシーンもあるわけで。
むしろ原作からおいしいシーンだけ抜き出してつなげたぐらいのもんで。
ディレクターズカット版ってやつですね！
麦わら一味VSバロックワークスの戦いなんか
それぞれのカードの戦闘シーンが全部後半だけ入ってるみたいです。
おかげでサンジVSボンクレー戦は、いきなりサンジさんが
ナミさんの顔したボンちゃんに踏みつけられてるカットから始まります(ノ_；)
これはひどい。

大画面向けに派手なアクションシーンが多目なので、
ディレクターズカット版と割り切って映画館で見ると幸せだったかもしれません。

ひとつ嬉しかったのは、ボンクレーの背中の文字が「盆暮」じゃなくて
原作通り「おかま道」になってたことです。
テレビで出せなかった単語が映画ではOKなのですね。

この調子で原作のシリーズ全部映画化していったら…萎える。
どうせならサンジさんの過去編を…ひいきダメですか、そうですか。
どうでもいいけどスラムダンクのアニメスタッフは絶対メガネ君のこと大好きです。