いるものといらないもの

昔買ったよそ行きのお洋服が、流行りが過ぎててもう着れないと母がつぶやいた。
フリマやバザーに出しても売れないだろうという。
古着の寄付を受け付けている団体のページを見てみても、
ズボンやセーターはいるけどワンピースなどはいらないという。

流行りってゴミを生み出すためのものなのね。
流行りとやらを作り出して一生懸命物を売ろうとするのはわかるけど、
その流行りとやらのために着られなくなった服の立場はどこへいくの？
このこたちは、「変な服」なんかじゃない。1回しか着てないから傷んでもいない。
それなのに、流行りというレッテルのためにゴミになってゆく。

着るよ。
流行りなんて俺は知らない。
よそ行きの服ったって、着ないでしまっておくぐらいなら普段着にしてもいいだろう。

と言いたいけど、スカートははけない。

ゲームなら、ほごして仕立て直すのも一瞬なのだが。
服がいらなきゃ包帯にしちゃえばいい。
現実では包帯使う用事もそうそうない。

お友達のとこのブログペットが「金……」とつぶやいた。
ああ…金……

たとえば、古着を切り刻んでにゃんこのぬいぐるみを作る。
簡単な作りのものでも、100円なら売れるだろう。
…労力に見合わない。
労力をケチる。
この感覚も、ゴミが増える一因だろう。
ああ、ヤフオクで売り飛ばそうと思っていたモノドモが…
やめて、捨てないで　そのこたちはまだ生きてるの　お話できるの