彼らは、二人でひとつだった。
彼女ら、と呼ぶ方がふさわしいような気もする。
本人たちはどちらでも構いやしないだろうが。
いつもいっしょだった。
二人いっしょでなければ、自分らの役目を果たすことができなかった。
片方だけでも、それなりの働きはできるだろうに。
離れることはなかった。
俺も、二人が離れることを望んではいなかった。
それが、何の拍子で別れてしまうことになったのか。
俺には知る由もない。
話してもくれない。
望んで離ればなれになったわけではないと、その目は語っているけれど。
片割れが行方不明になってから、もう何ヶ月経っただろうか。
諦めるべきだ。
頭ではわかっている。
だけど。
「俺は奴の死体をこの目で見るまで、あいつが死んだなんて信じやしねえぜ」
そんなマンガのセリフが頭をよぎる。
いや、あれは「死体を目の前にしたって」だったか。
そこまでいったら現実逃避この上ないと思うのだが。
自分の気持ちはそのキャラと同じだった。
なあ…
俺はどうしたらいいんだろうな。
この靴下。

[0回]
PR
http://youutsu.blog.shinobi.jp/Entry/544/ひとりぼっちの